2026年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」。迷信の真実とあえて産む3つのメリット【妊活への影響】

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2026.01.12

2026年は60年に一度の「ひのえうま(丙午)」。妊活への影響は?迷信の真実と意外なメリット

「そろそろ赤ちゃんが欲しいね」と妊活を頑張っているご夫婦の中で、もし2026年(令和8年)に出産予定となる可能性がある場合、親御さんや周囲からこんな言葉を耳にしたことはありませんか?

「次はひのえうまだから、女の子は大変よ」
「この年は避けたほうがいいんじゃない?」

令和の時代にまさか……と思うかもしれませんが、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」に関する迷信は、今なお根強く残っていることがあります。

今回は、妊活中の皆さんが不安なく未来を迎えられるよう、丙午にまつわる歴史データと、あえてこの年に産むことの「意外なメリット」について徹底解説します。

そもそも「丙午(ひのえうま)」とは?なぜ避けられる?

干支(えと)は「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせで60種類あり、その43番目が「丙午」です。

古くから「丙(ひのえ)」は「火」の兄、「午(うま)」も「火」の性質を持つとされることから、火のエネルギーが重なる激しい年というイメージが定着しました。

ここから江戸時代に「丙午生まれの女性は気性が激しく、夫を尻に敷く(あるいは夫の命を縮める)」という迷信が生まれました。あくまで江戸時代の俗信であり、医学的・科学的根拠は一切ありません。

データで見る「ひのえうま」の衝撃


迷信だとわかっていても、過去の日本では「世間体」や「子供の将来」を気にして、多くの夫婦が出産を控えた事実があります。

1966年(昭和41年):出生数が25%激減した「丙午迷信」のピーク

前回の丙午である1966年(昭和41年)。この年の出生数は約136万人でした。前年の約182万人に比べて、なんと25%(約46万人)も減少しています。

厚生労働省の「人口動態統計」のグラフを見ると、この年だけガクンと谷ができているのが一目瞭然です。

当時はすでに避妊法がある程度普及していたため、「女の子が生まれたら結婚で苦労するかもしれない」という親心から、多くの夫婦が妊娠のタイミングを意図的にずらしたと考えられています。

同じく1966年:ビートルズ来日と「新しい文化」の幕開け

「出生数が減った暗い年」という見方だけで良いのでしょうか?

実は1966年は、イギリスのロックバンド「ザ・ビートルズ」が初来日し、日本武道館で熱狂的な公演を行った年でもあります。

日本の若者文化が大きく花開き、古い価値観が壊され始めたエネルギッシュな年。「気性が激しい」という言葉は、裏を返せば「世界を変えるパワーがある」と言い換えることもできるのです。

さらに遡る歴史:明治と江戸の「ひのえうま」


さらに60年遡ると、より深い歴史が見えてきます。

1906年(明治39年):出生届の改ざん?一方で「本田宗一郎」が生まれた年

前々回の1906年(明治39年)の出生数データを見ると、興味深い現象が起きています。

出生数全体の減少は昭和41年ほどではありませんでしたが、「男児に比べて女児の出生届出数が不自然に少ない」という統計上の偏り(性比の異常)が確認されています。

これは、実際に女児が生まれなかったのではなく、迷信を恐れた親たちが「出生届の日付を前後の年にずらして届け出た(虚偽の届出)」可能性が高いと分析されています。(※参照:厚生労働省等の人口動態分析より)

しかし、そんな「忌避された年」に、日本が世界に誇る大経営者が生まれています。本田技研工業(Honda)の創業者、本田宗一郎氏(1906年11月17日生まれ)です。

迷信とは程遠いほど、情熱とバイタリティで世界企業を築き上げた彼の人生は、「丙午生まれ=不幸」というレッテルを完全に打ち砕いています。

また、夏目漱石の名作『坊っちゃん』が発表されたのもこの年。曲がったことが大嫌いな主人公の痛快さは、この年のエネルギーを象徴しているようです。

1666年(寛文6年):迷信のルーツ?「八百屋お七」と科学の奇跡

そもそも、なぜこれほど迷信が広がったのでしょうか。

一説には、江戸時代前期の1666年(またはその前後)に生まれたとされる「八百屋お七」の物語が影響していると言われます。

恋人に会いたい一心で放火事件を起こしたお七の情念が、浄瑠璃や歌舞伎の題材として大ヒットし、「丙午の女性=情熱的すぎて危険」というイメージが定着してしまったのです。つまり、ルーツは「エンターテインメント(芝居)」に過ぎません。

一方、世界に目を向けると、1666年はアイザック・ニュートンが「万有引力」「微分積分法」などの着想を得た年として知られ、科学史では「驚異の年(Annus Mirabilis)」と呼ばれています。日本で迷信が生まれた年に、世界では科学の光が灯っていたのです。

2026年(令和8年)に産む「3つのメリット」


歴史を振り返れば、丙午は「特別なエネルギーのある年」とも言えます。令和の今、あえて2026年生まれを目指すことには、現実的なメリットも考えられます。

  • 受験・就職競争が有利になる可能性(逆転の発想)

    前回(1966年)生まれの世代は、同級生が少ないため高校・大学入試の倍率が下がり、就職活動でも「売り手市場」の恩恵を受けたと言われています。もし2026年も出生数が減れば、お子さんは将来、競争の少ない環境でチャンスを掴みやすくなるかもしれません。


  • 保育園に入りやすい?

    激戦区の保活(保育園探し)においても、同い年の子供が少なければ、希望の園に入りやすくなる可能性があります。


  • 「強い運」を持った子になる

    本田宗一郎氏のように、迷信をものともせずに生まれてくる子供たちは、それだけで強い生命力と運を持っているとポジティブに捉えることができます。

まとめ:赤ちゃんのタイミングは「授かりもの」


「ひのえうま」を避けるために妊活を休む……というのは、あまりにももったいないことです。

妊娠は、望んだタイミングですぐに叶うとは限りません。年齢的なリミットや身体のコンディションを考えれば、「授かった時がベストなタイミング」です。

江戸時代の芝居から生まれた迷信に振り回されず、「ニュートンのような天才かも?」「Hondaの創業者のような情熱家になるかも?」と、ワクワクしながら2026年の赤ちゃんを待ってみてはいかがでしょうか。

【主な参照・引用元】

  • 厚生労働省「人口動態統計」(出生数、性比の推移)
  • Honda(本田技研工業株式会社)公式HP「語り継がれる宗一郎の精神」
  • 国立国会図書館(夏目漱石『坊っちゃん』発表年)

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